【中学高校大学受験】見やすい日本の歴史年表

~飛鳥時代
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室町時代
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江戸時代
明治時代
大正時代
昭和時代

飛鳥時代・600~649年

  603年 

法・行政 冠位十二階

かんいじゅうにかい
語呂合わせ

603
群れさんざめく十二階

概要
聖徳太子(しょうとくたいし・厩戸王)は、日本で最初の位階制度を制定した。


原因
氏姓制度とは異なり、氏ではなく個人の能力に対して位階を与える制度を導入した。


結果
位階は「徳・仁・礼・信・義・智」の6段階あり、それぞれを「大・小」に分けて12階とした。また「紫・青・赤・黄・白・黒」の色を充て、その濃淡で大と小を区別できる冠を、位階に応じて役人は装着した。

  604年 

法・行政 十七条憲法

じゅうしちじょうけんぽう
語呂合わせ

6 04
労をおしまず憲法制定

概要
聖徳太子(しょうとくたいし・厩戸王)は、日本で最初の成文法を制定した。


原因
遣隋使を派遣して隋との国交を結ぶ中で、国家の体制を国の内外に示すため、聖徳太子は集権的な国家体制の基本理念を明示しようとした。


結果
朝廷の役人や豪族が守るべき道徳的訓戒を、17条の漢文で制定した。

  • 一曰、以和爲貴、無忤爲宗。人皆有黨。亦少達者。以是、或不順君父。乍違于隣里。然上和下睦、諧於論事、則事理自通。何事不成。
  • (第一に和を尊び、争わないようにせよ。人は皆群れたがり、人格者の数は少ない。それゆえに君主や父親に従わず、近所づきあいも上手くいかない。しかし上に立つ者が和やかで下の立場の者も協力的に議論すれば、おのずから道理にかない調和し、何事も成就するものである)
  •  
  • 二曰、篤敬三寶。々々者佛法僧也…(後略)
  • (第二に熱心に三宝を敬え。三宝とは仏・法理・僧侶のことである…)
  •  
  • 三曰、承詔必謹。君則天之。臣則地之…(後略)
  • (第三に天皇の命令は謹んで聞き入れよ。天子は天であり、臣下は地なのだ…)

  607年 

外交 第二回遣隋使

だいにかいけんずいし
語呂合わせ

607
群れなして行く遣隋使

概要
聖徳太子(しょうとくたいし・厩戸王)は、小野妹子(おののいもこ)(ずい)に派遣した。


原因
600年に第1回目の遣隋使を派遣したのち、続いて小野妹子を隋に派遣して皇帝煬帝(ようだい)に謁見させた。


結果
小野妹子が持って行った国書の文面に煬帝は激怒したとされるが、隋は高句麗遠征を控えており、倭国と敵対するのは得策ではないと考えた。
翌年、煬帝は裴世清(はいせいせい)を返礼の特使として倭国へ派遣した。

  • 【隋書東夷伝】
  • 日出處天子致書日沒處天子無恙云云
  •  
  • (太陽が昇る国の皇帝が太陽が沈む国の皇帝に手紙をさしあげる。ご機嫌はいかがか、云々)

  645年(大化1)

事件 乙巳の変

いっしのへん
語呂合わせ

645
蒸し殺される蘇我入鹿

概要
中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)中臣鎌足(なかとみのかまたり)らが、蘇我入鹿(そがのいるか)を暗殺。蘇我氏を滅ぼした。


原因
聖徳太子(しょうとくたいし・厩戸王)の死後、蘇我蝦夷(そがのえみし)は、聖徳太子の子である山背大兄王(やましろのおおえのおう)を自殺に追い込み、専制政治を続けた。
これを善しとしなかった中大兄皇子、中臣鎌足、蘇我倉山田石川麻呂(そがのくらやまだのいしかわまろ)は、蘇我氏打倒を計画する。


結果
宮中にて入鹿が殺害されると、蝦夷も自宅に放火して自害。蘇我氏は滅亡した。

飛鳥板蓋宮
▲飛鳥板蓋宮(奈良県明日香村)

画像引用:wikipedia/Osakaosaka(https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Asuka_Itabuki_no_Miya.jpg)

  646年(大化2)

法・行政 大化の改新

たいかのかいしん
語呂合わせ

646
むしろ混乱、大化の改新

概要
蘇我氏打倒により実施された政治改革で、豪族中心の政治から天皇中心の政治へと移り変わった。


原因
蘇我氏を滅ぼした乙巳の変を受けて、その年を大化元年として元号を初めて定めたのち、新体制にもとづく政治の大改革を行うことにした。


結果
646年(大化2年)の正月に孝徳天皇(こうとくてんのう)が改新の詔(みことのり・天皇の命令を書いた文書)を出した。
詔は次の4つのことがらについて記している。

  • 土地と人民は国家のもので、私有を認めない(公地公民
  • 畿内・国・郡といった地方行政制度の確立
  • 戸籍をつくり、政府から人民に田が貸し出され、人民が死ぬと田は政府へ返還される(班田収授の法(はんでんしゅうじゅのほう)
  • 新たな税法である租・庸・調(そ・よう・ちょう)の実施
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